研究参加条件と検診の流れ
参加条件
この研究に参加するにあたり、以下のような条件があります。
- (1) 年齢が50歳以上、70歳以下の方
- (2)
これまでにタバコを全く吸っていない、あるいは、それほど多くは吸っていない方。具体的には、「タバコを吸った年数」と「その期間をならして平均の1日当たりのタバコを吸った本数」とを掛け算した数を「喫煙指数」と言いますが、その喫煙指数が600未満でないと参加できません。まず、禁煙をすることが肺がんから命を守る第1歩です。
例:1日1箱で35年 20本X35年=700 ⇒ 参加できません
1日10本で40年 10本X40年=400 ⇒ 参加できます - (3) 肺がん検診に今後10年間参加できそうな方(参加する意思があれば確証は不要です)
- (4) 研究参加後の年1回程度の健康状態や病気に関する調査の実施に承諾して頂ける方
- (5) 研究説明書の内容を理解し、研究承諾書に署名された方
- (6) 以下の方は参加できません。
- ① 肺がんにかかったことがある方
- ② 肺がん疑いで、現在、医療機関で検査や経過観察されている方
- ③ 過去10年以内に「CTやPETによる肺がん検診」を受診した方
- ④ 過去5年以内に、なんらかの「がん」にかかった方
- ⑤ 重篤な病気(重い心臓病や重い腎臓病など)にかかっている方
- ⑥ すでに他の時期や場所で本研究に参加した方
参加申し込みから検診までの流れ
下記の流れで本研究にご参加ください。
- (1) ご参加には2通りの方法があります。
- ① 条件に合致した地区や職場で実施する場合(「地区・職場型」と呼称します。)
- ② 研究参加施設が施設単独として実施する場合(「施設型」と呼称します。)
- (2) 地区・職場型の場合
- ① 対象の方に対して、手紙やチラシ等で研究への勧誘・説明書が届けられます。
- ② 参加の条件などを御理解いただいたうえで、研究参加を希望する方は説明書に従って手続きを行います。
- ③ 説明会あるいは検診実施の場所で、説明(口頭あるいはビデオ)を受けた後、
参加希望者は「研究参加同意書・質問票」を記載していただきます。 - ④ 検診実施
- 1. コンピューターが公平に作成した順番によって、CT群、X線群のどちらかに振り分けられます。
- 2.
X線群の方は、胸部X線検査を実施します。また、希望者には、腹部CTによる内臓脂肪検査を実施します。(地域・職場によっては内臓脂肪CTのオプションはなく、胸部X線検査のみのこともあります。
最初の手紙・チラシなどに記載されています) - 3. CT群の方は、胸部CT検査を実施します。
- (3) 施設型の場合
- ① 新聞折込や情報誌などで、当該施設で参加者を募集するという情報を流します。
- ② 参加の条件などを御理解いただいたうえで、研究参加を希望する方は折込チラシや情報誌に記載してある
「コールセンター」へ電話をかけて受診の予約を取ります。これまで研究を実施した施設は、
こちらからご参照いただけますが、現在は行っていないところもありますので、
現在実際に実施しているかどうかについては、jecsstudy@gmail.comへご連絡ください。 - ③ 検診実施施設で、説明(口頭あるいはビデオ)を受けた後、参加希望者は
「研究参加同意書・質問票」を記載していただきます。 - ④ 検診実施
- 1. コンピューターが公平に作成した順番によって、CT群、X線群のどちらかに振り分けられます。
- 2.
X線群の方は、胸部X線検査を実施します。また、希望者には、腹部CTによる内臓脂肪検査を実施します。(施設によっては内臓脂肪CTのオプションはなく、胸部X線検査のみのこともあります。
最初の折込チラシ・情報誌などに記載されています) - 3. CT群の方は、胸部CT検査を実施します。
- (4) 来年以降
- ① X線群の方は、来年以降は通常の住民・職場健診の肺がん検診を受診して下さい。
受診できない時はしかたがありませんが、なるべく受診された方が良いでしょう。 - ② CT群の方は、5年後に再度胸部CT検査を撮影できます。事務局から事前に御連絡をしますので、
御案内に従ってお申し込みください。その他の年は通常の住民・職場健診の肺がん検診を受診して下さい。
受診できない時はしかたがありませんが、なるべく受診された方が良いでしょう。 - ③ おおよそ年に1回事務局から送られてくる「健康アンケート」に記入のうえ、返送してください。
アンケートは10年間お送りします。
- ① X線群の方は、来年以降は通常の住民・職場健診の肺がん検診を受診して下さい。